2016年5月31日

スティックPCのサーバ化:マウスカーソルの出ないChromeリモートデスクトップ対策

対策と言うほどのものではなくて、使い方の問題なのだけれども。

マウスの接続されていないスティックPCに対してChromeリモートデスクトップで接続すると、マウスカーソルが表示されない現象があるらしく、ウチのDG-STK1も例外ではない。
で、この状態から無理矢理マウスカーソルが表示できちゃったので、そのやり方を残しておく。
もちろん、将来のWindows10あるいはChromeリモートデスクトップで同じやり方が通用するかどうかについては全く保証できないことはご了承いただきたい。

用意するもの:

  • ホスト側
    • Chromeリモートで接続する
    • Chromeリモートは最大化・全画面表示ではない方がやりやすい
  • リモート側
    • ログオンして、デスクトップが見えている状態にする
    • リサイズ可能なウィンドウを1枚開いておく。ワタシはいつも以下のようにやってエクスプローラで操作している
      • Chromeリモートのウィンドウ下側からマウスを進入させ、検索バー上にマウスカーソルを持って行く。色が変わるのでわかりやすいかと。
      • この状態で検索バーにexplorerとかexpとか入れると、エクスプローラが候補に出るのでEnterで起動する
    • ↑で開いたウィンドウの上側にデスクトップが見えていればよし。
ここまでが準備。

やり方:
  • この状態でChromeリモートのウィンドウ上側からマウスを進入させる
  • デスクトップ上をドラッグすると、範囲枠が表示されるはずなので、そのまま↑で開いたウィンドウの上端ギリギリまでドラッグしてボタンをリリース。
    こんな↓感じ。

  • このとき、本来のマウスカーソルはウィンドウの上端付近にあるはずで、ここから再度ドラッグするとウィンドウの上下リサイズになる。
    このとき、マウスカーソルが表示されるが、上下リサイズのカーソルになっている。
  • この状態で、ウィンドウのタイトルバーをドラッグして移動させると、通常のマウスカーソルに戻る。
挙動から察するに、マウス位置ではなく「ドラッグ&異なるカーソル」によってマウスカーソルが更新されているような感じ。なのでリサイズ状態に持って行ってドラッグすると更新されたんではないかな。
当然、この状態でウィンドウの隅にマウスカーソルを持って行ってもリサイズのカーソルにはならないし、リンクへ持って行っても指カーソルになりません。
表示されてるだけ儲けもん、程度に考えていただきたく。


追記:
ウィンドウのリサイズをやらなくても、タイトルバーのドラッグ(つまり移動)だけでマウスカーソルが出た。
デスクトップ上をドラッグしてウィンドウの上端ギリギリにマウス位置を合わせ、そこから気持ち下に移動(このときタイトルバーにマウスカーソルがある)させてドラッグ、とやればリサイズさせる手間をスキップできることになる、というか、できた。
「ドラッグ&異なるカーソルによってマウスカーソルが更新」ではなく、単にドラッグだけでよいのかも知れない。

2016年5月30日

スティックPCのサーバ化:仮組みしてみた

ひとまずケースがなければ何にもならないということでケースを選んでたが、排熱の点で問題ありそうなのでケースに内蔵することはあきらめて外部に取り付けようと思う。
よって金属筐体でさえあればOKとして玄人志向のUSB2.0の外付けHDDケースが安かったのでこれをチョイス。
とりあえずケーブル繋いだだけ。HDDは以前のバックアップ機のものをそのまま移植。
外部と繋がってるのはスティックPCとHDDそれぞれの電源のみ。


早速BittorrentSyncにフォルダの設定を行って母艦と同期取ってみた。
今のところ使えてそうなんだけど、トラブってリモートデスクトップで接続できないときは強制電源Offしかないというのがやや心細い。その割に頻繁に熱暴走だかWi-Fiを見失ってるだかしてるっぽいし。扇風機の前に置いておくと割と安定しているようなので、ファンの追加が必要かも知れず。

しばらくコレで様子見かと思います。


追記:
WLANのアンテナに近い場所に移設して数時間放置してみたが、案外使えている。
ということは、上に書いたのは熱暴走ではなくて通信が途絶えているのだと思われる。DG-STK1のレビューに「WLANが安定しない」というのがよく見られるし、多分そうなのだろう。
なお、扇風機から離れてしまったため温度は80度前後を維持しており、非常に高い。これはよろしくない。

2016年5月20日

スティックPCのサーバ化:あっさりとヘッドレス運用できた



前の記事に書いたこれ↓、
追記:くんこくさんのところではヘッドレス云々のこと一切書いてないし、もしかしてChromeリモートデスクトップ使うとこの辺すっ飛ばせるってこと??
Chromeデスクトップ使うとすっ飛ばせるかどうか、確かめてみた。
もう、何も考える必要がないレベルであっさりとヘッドレス運用できちゃった。
しかも、ログイン前の状態から使える。

接続中のCPU負荷はこんな感じ。

写真のバックアップ用途なのでリモートから日常的に「使う」というよりはたまに「管理する」レベルであり、さほどパフォーマンスを求めないからこの程度のモタつきならば十分許容範囲。
キーボード・マウスを接続しない状態でもリモートから使えるが、マウスカーソルが表示されないので無線マウスのレシーバをダミーで挿しておくぐらいは必要かもしれない。

ソフトウェアだけでヘッドレス運用できちゃったので、ArduinoでEDIDを偽装して云々、の件はすべてすっ飛ばしてこのままHDDケースに組み込む方に入れそう。


ただ、この程度しか使っていないのに、かなりアツアツになっちゃってるので、排熱のことは割と慎重に考えなきゃダメかもね。



2016年5月19日

スティックPCのサーバ化を考える

今、デジカメ写真などのバックアップ用に自作PCを使っている。基本は母艦側にデータを蓄積し、それをBitTorrentSyncでバックアップ側に複製する、という体制。

地震や火事の際にバックアップごと持ち出せるように、このバックアップ用のPCをもっとコンパクトで置き場所を選ばないようにしたい、と考えて スティックPCでの置換を以下のような感じで考えている。

  • 外付けHDDケース+スティックPCで、箱ティッシュより一回り小さいくらいのフットプリント
  • もともとBitTorrentSyncでの複製なので、スティックPCがUSB2.0しか持っていなくても外付けHDDとの接続速度が極端に不足すると言うことはないはず
  • ネットワークについても同様で、802.11g程度の速度があれば十分のはず
  • 電源についても外付けHDDケース側のAC電源だけ確保し、そこからスティックPC用に 5Vを拝借すればよい
  • これならばWLAN圏内でコンセントがある場所ならばどこでも設置できる。ひとまずの置き場所は玄関を想定。非常持ち出し袋と一緒に置いておくことができるんじゃないか


で、ドスパラのDG-STK1Bを購入した。
ファンレスなので排熱が厳しいという評価らしいが基本はBTSyncだけだし、もしもの場合には外付けHDDケースを利用した排熱もできるんじゃないの、と考えている。

あとはヘッドレス運用のためにHDMIのダミーをどうするかという件と、キーボード・マウスの件。
これらはArduino Leonardo/Microを使えばまとめて対処できて良いこと尽くしなんじゃないか?と期待している。

  • HDMIのダミーは、結局はEDIDを騙せばよいだけなので、ArduinoのI2Cに繋いで何とかならないか
  • 32U4なArduinoはHIDとして動作するので繋ぐだけでOK
  • Arduinoの電源もスティックPC側から供給されるので接続が減ってお得

ひとあえず、こんな内容でダラダラと工作やっていこうかと。


追記:
くんこくさんのところではヘッドレス云々のこと一切書いてないし、もしかしてChromeリモートデスクトップ使うとこの辺すっ飛ばせるってこと??