2023年2月4日

ラズパイ3でDC構築 & FSMOの移転

QNAP TS-228Aで宅内のドメイン組んでたんだけども、このTS-228A、メモリが 1GBしかなくてドメインコントローラの役割には少々心細い状態。現にレスポンスがよくないとか小さな不満が積もりに積もったので 余ってたラズパイ3でドメインコントローラ立ててそっちに引っ越そう、ということに。

移転前の役割はこんな感じ

  • QNAP
    • ドメインコントローラ
    • DNSサーバ
    • DHCPサーバ
    • ストレージ
これを、次のように割り当てなおす。
  • QNAP
    • DHCPサーバ
    • ストレージ
  • ラズパイ3
    • ドメインコントローラ
    • DNSサーバ
DNSサーバだけQNAPに残せればそれでもよかったんだけど、QNAPでDNSサーバだけ立てる方法がよくわからなかったのと、やはりドメインコントローラとDNSサーバはセットらしいのでまとめて引っ越し。

すべてwebの情報を参考にしたので、参考にしたリンクだけ貼っておく。

あとは作業しながらの気付きとかメモ。

  • RaspberrypiOSは 64bit lite使った。64bitでも問題ないね。
  • 2.のサイト参考にして samba4のビルドしたけど、configureでエラー出まくってて ↓のパッケージがさらに要求された。3.のサイトは configureでエラー出た時の参考。
    • apt-get install liblmdb-dev
    • apt-get install flex bison
    • apt-get install libgpgme11-dev
    • apt-get install libparse-yapp-perl
    • apt-get install libjansson-dev
    • apt-get install libarchive-dev
    • apt-get install libpam0g-dev
    • apt-get install libdbus-glib-1-dev libgirepository1.0-dev
    • apt-get install python3-pyasn1
    • apt-get install python3-dateutils
    • apt-get install libjson-perl
  • 2.のサイトに書いてあった python-dnspython がなかったんで python3-dnspython に変えてみたけど configureが勝手に python2から python3に読み替えてくれた(助かる。。。)んで ↑のパッケージも python3前提で入れてある。
  • configureが通るようになるまでに 10回ぐらいエラー出た。makeは放置しといても大丈夫だったけど、configureだけは終わるまで付き添っていた方がよい。
  • samba-tool fsmo transfer では FSMO移転できなくて seize で奪ったんだけども、show で見る限りは移転できてるので問題なさげ?
  • どこかで手順を飛ばしてしまったのか、ラズパイ側DNSに登録された情報が QNAP側を指したまま移転してしまってて全く機能してない。
    • Windows機に RSATの DNS管理機能をインストールして 登録情報をラズパイ側を指すように書き換え。
    • SOAレコードだけは RSATから変更できなかった(なんで?)ので
      samba-tool dns query  localhost (ドメイン) (ドメイン) SOA -Uadministrator
      samba-tool dns update localhost (ドメイン) (ドメイン) SOA "(旧データ)" "(新データ)" -Uadministrator
      みたいな感じで更新。新旧のデータはサーバ名だけではダメで、IDだのタイマ設定だのを列挙した文字列。
で、ラズパイだけの状態で PCのドメイン参加ができるようになったんで、とりあえず目的は達成できたはず。

あとな、ホスト名変えるのを省略しちゃったんで DNSサーバ名が "raspberrypi" とかなってて見た目がとてもアレなんだが、これは次回移転するときにでもどうにかする予定。

0 件のコメント:

コメントを投稿